- ワイン醸造学
醸造法は、酵母による発酵、乳酸菌による発酵、サニタリーなどについて教授します。理論的な背景は大学教員が担当し、経験的な部分はトップ技術者により教授します。 - ブドウ栽培学
ブドウの剪定方法、農薬、土壌管理などについて講義を行います。また、経験が重要な部分も多いため、トップ技術者による講義も実施します。さらに各ワイナリーの土壌分析など、いくつかの実習を組み込みます。 - ワイン品質管理学
ワインの成分の理解と、品質管理に必要な知見を座学及び実験を通して理解します。特に、日常品質管理の重要性とその作業などにも配慮します。 - ワイン評価学
国際化に対応した海外のワイン状況を学びます。授業は講義だけでなく、実習を並行して組み込み、技術を体得できるようにします。官能検査は体得することが重要ですので、定期的に評価実習を繰り返し、技術を体得します。 - ソムリエ学
6次産業としてワインの製造者は、ブドウの収穫からワイン製造、販売までを幅広く手掛けることになりますが、実際に客と接する場についてはあまり経験がありません。トップソムリエを講師として招聘し、サービス業の注意点について実習を交えながら教授します。 - ブランド学
国際化により、ラベルのデザインやキャッチコピー、ブランディングに重要性が高まっています。製品にインパクトを与え、国際競争力を獲得するために必要な授業です。座学で教授します。 - 日本ワイン学
日本ワインの歴史や特徴を学び、外国産のワインとどのような形で差別化を図るかを講義で学びます。特に、日本独自の品種である「甲州」と「マスカット・ベーリーA」については深く学び、ブランド形成のための礎とします。これらの知見は座学で学びます。 - ワイナリー経営学
農業形態の多様化により、従来存在しなかった様々な経営形態が可能になってきました。これらについて座学で教授します。 - ワイン法律学
日本では、ワインは基本的には酒税法や食品衛生法に則って製造されますが、海外には様々なワイン法があります。材料ブドウ、添加物、容器、ラベル表記など、多くの項目において、日本の法規は役に立ちません。本講義は座学により、日本及び海外の法規を学習します。 - 国際ワイン学(マーケティング学含む)
海外での産業の在り方やマーケティング、今後地球規模で重要となる課題などについて、多角的な面から、座学で教授します。 - ワイナリー演習
ワイナリーは小規模なところが多く、その設計や思想なども大きく異なります。受講者は経営者の許可を受けて、受講者相互のワイナリーを訪問し、ワイナリーとしての課題を洗い出します。本授業は実習形式で行い、担当教員の付添いの上、実施します。 - テイスティング演習
テイスティングの心構え、メカニズム、方法を学びます。日本ワイン、ニューワールドワイン、伝統国ワインなどを講師といっしょにテイスティングしながら、ワイン造りに欠かせないテイスティングスキル、特に特性描写できる力を養います。