ワイン科学研究センター
 

2021・・・行事報告

■第1回北海道ワインシンポシオン(2022年2月15日-16日)

北海道大学大学院主催のワインシンポシオンに奥田教授がパネリストとしてオンラインで参加しました。  
    


トリトリトリ

ワイン研にもいろいろな鳥がやってきています。春の訪れを感じます。
      
            メジロ                コゲラ               シジュウカラ

Oenoviti internationalの会議

Oenoviti internationalの会議が2月9日に行われました。今回は,本年度開催予定であった日本大会について話し合われ,コロナの状況から1年延期することが決定されました。日本初の国際的なワインの学会を楽しみにしていただけに,ちょっと残念ですが,来年の5月に期待しましょう。  
    


1月  増築棟が完成しました。引っ越しはこれからです。
 
    


 11月25日 第1回日本の酒シンポジウム (新潟大学・山梨大学・鹿児島大学)

  「酒縁~ワイン・焼酎・日本酒~ 日本の酒の未来へ」と題し、新潟大学・山梨大学・鹿児島大学によるシンポジウムを開催しました。
 近年、日本の酒は、日本文化振興や地域の魅力発信にも大きく貢献しています。3大学のセンターは、2021年9月に連携協定を締結し、日本の酒に関わる教育活動のさらなる推進を目指しています。
 第1回目となる今回は、第1部で各センター長よりそれぞれの活動の取組について、日本酒学セミナー、ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム、焼酎マイスター養成コースなど、社会人向けの活動を紹介しました。第二部では「日本酒」「ワイン」「焼酎」について基礎的な話を、第3部で「日本酒学発信」「ワイン醸造・特に微生物に関する最近のトレンド~野生酵母を用いる自然発酵あれこれ~」「黒糖焼酎は黒糖づくりから~政党条件が黒糖焼酎の酒質に及ぼす影響~」と題して、それぞれの最先端について講演しました。
 日本の酒の発展に期待が寄せられます。
 

奥田徹センター長
(山梨大学ワイン科学研究センター)

玉置尚徳センター長
(鹿児島大学焼酎・発酵学教育センター)

鈴木一史センター長
(新潟大学日本酒学センター)

平田大副センター長
(新潟大学日本酒学センター)

横森洋一特任教授
(山梨大学ワイン科学研究センター)

高峰和則教授
(鹿児島大学焼酎・発酵学教育センター)

岸保行副センター長
(新潟大学日本酒学センター)

乙黒美彩准教授
(山梨大学ワイン科学研究センター)

奥津果優特任助教
(鹿児島大学焼酎・発酵学教育センター)

    11月19日 「山梨ICT地産地消フォーラム」開催

 ICTを活用し、専門分野の担当者により、セキュリティ分野と農業分野について新たな事業展開を検討している人や自治体関係者、IT・農業等各分野、各業界への就職を考えている学生を対象に役立つ情報を提供する「山梨ICT地産地消フォーラム」が開催され、奥田先生はICT活用の事例として 「テロワールについて」講演しました。
 他には経済産業省より和泉 憲明氏、山梨県果樹試験場より國友 義博氏、ICT活用の事例 「減農薬システムについて」 ㈱シーシーダブルより伊東 和彦氏による講演があり、オンラインでも配信されました。  
    


    増築棟工事の足場が解体されています。だんだん出来上がってきました。
 
    


  ワイン製造実習

 今年もワイン醸造学実習が始まっています。ブドウの収穫に始まり、ブドウの選果、搾汁、醗酵、瓶詰等、ワイン作りに必要な作業を学んでいます。
 

シャルドネ

収穫(甲州)

甲州

除梗(ブドウの房から梗(枝)を取り除く)、
選果(傷んだ身をはじく)を行います。

醗酵しています。



醗酵中発生したガスが抜けるたびに
ピストンが上下します。

ブドウ(マスカット ベーリー A)の
選別をしています。








赤ワインは皮と種ごと発酵させます。
醗酵中に酵母がブドウ糖をアルコールに
変え、そのアルコールで皮から
赤い色が抽出されます。

除梗・選果用
スイスに近いボーヌ(仏)にある
ワイン製造設備メーカー(AMOS)

圧搾機





 10月17日 日本ワインセミナー

 大村智記念学術館大村記念ホールおよびオンラインの同時開催による「日本ワインセミナー」を開催しました。
 セミナーでは、世界レベルとなった日本ワインを銘醸地レベルに上げるための取り組みを一般に広く紹介し、当日は対面 23名とオンライン 150名以上、計170名以上に参加していただきました。
 はじめに、乙黒准教授の講演では、「野生酵母による発酵はコントロールできるのか?~日本ワインを美味しく・安全に~」というテーマで発酵の基本、醗酵と腐敗の違い、美味しくて安全なワインの醸造について講義を行い、続いてシャトー・メルシャン勝沼ワイナリー長 田村氏を講師として招き、「野生酵母による醸造の実例の紹介」と題した講演では、ワインメーカーによる醸造の実例を紹介していただきました。
 田村氏の解説とともに行われたテイスティングでは、参加者は野生酵母と培養酵母を含む4種類のシャルドネワインを試飲し、違いを体感しました。
 質疑応答では、オンライン参加者からの質問も含め、学生からも多くの質問があり、活発なセミナーとなりました。  

乙黒准教授

オンライン配信での様子

ハイッ!

シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー長
田村氏






井上特任助教のなめらかな司会でとどこおりなく・・・


奥より、
丸藤葡萄酒ルバイヤート2020
シャトー・メルシャン野生酵母2020
シャトー・メルシャン乾燥酵母2020
シャトー・メルシャン北信2020








コロナ感染対策の為、
間隔を取って行いました







質問に答える講師陣


後方で眺める奥田センター長・横森特任教授・井上特任助教

テイスティング時参加者席に紛れ込む・・・

同じく

貴重な体験をありがとうございました

 9月30日 新潟大学、山梨大学、鹿児島大学、3センター連携協定締結式

 国立大学法人新潟大学日本酒学センター、国立大学法人山梨大学大学院総合研究部附属ワイン科学研究センター及び国立大学法人鹿児島大学農学部附属焼酎・発酵学教育研究センターが、酒類に係る教育、研究、地域貢献、産学連携及び国際交流等の各面にわたって広く協力し、社会にその成果を還元し、我が国の学術の発展、人材の育成に寄与することを目的として、組織的な連携のもと協定を締結しました。
 11月、新潟県で開催を予定しているシンポジウムでは、それぞれの研究内容の発表などを行い、今後は互いの分野の知識についての講義を行うなどを検討しています。
 連携によって焼酎の蒸留方法をブランデー作りの蒸留の参考にしたり、日本酒の知識をワインの研究に生かすなど、互いに未知の分野を学ぶ非常に貴重な機会として、ワインの品質の向上につながることを期待しています。  

オンラインで行われました

協定書

インタビューに答える奥田先生

 9月8日 Oenoviti international執行部会議

 いつものようにZoomを使った会議がありました。今回は今後のセミナーの内容について話し合いがありました。世界中から会議に参加しますので,時差が大変です。
  11月 9日:Covid19とワインツーリズムの現状について
  11月10日:ワインの複雑さの評価について
詳細はまだ,決まっておりませんが,近日,情報共有事務局のHPからお知らせいたします。
 

7月 センターの増築工事が進んでいます。

・梅雨の中、なかなか思うようにいきません。
 


7月9日 七夕飾り

・新年度が始まり3か月が過ぎました。学生さんの発案で、笹に短冊を飾りました。皆さんそれぞれ願い事を書いていました。早く自由に動き回れるようになるといいですね。
 
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